常夜の世界の空
この息が詰まる鳥籠から
開放されたい。
女王の過度な庇護により塔からの外出が許されぬ
バンシー王国唯一の後継者、セシリア。
彼女は「こんな息苦しい国なんて滅んでしまえばよいのに」と
嘆きを吐露していた。
この狭き塔から出られぬ人生は、彼女にとっては牢獄に等しかった。
影の王国の王女にとって、常夜の世界の紫色に染まる空は鳥籠であり、
温室でもあった。
没落
引き裂かれる
常夜の世界の空
常夜の世界の解放を望むドミナス・オクトの頂点、
ベルフェロン。彼は常夜の世界を解放できる
手がかりがバンシー王族にあることを知る。
解放者を追放せし神々、彼らが失った力を取り戻すべく
永遠の眠りへ落ちたと伝えられる神話に伝わる地。
『神々の揺り籠』
そしてその場所へと至る為の鍵が、
『バンシー王国』にあったのだ。
運命の日
愛しいセシリア、
必ず生き延びて…
『ごめんなさい、最後までこんな運命を背負わせてしまって…愛しい我が娘、必ず生き延びるのですよ…』
滅亡を目前にした影の王国の女王、シルビアナは、娘のセシリアに王国の命運を託すほか無かった。
必ずや『神々の揺り籠』を探し出しなさい。貴女に託した『揺り籠の道しるべ』がその道を照らすでしょう。それがバンシー王国を蘇らせる、ただ一つの道なのです。
冒険の帆
天空の島を
目指して!
ベルフェロンを筆頭に、6人のドミナス・オクトが参加した攻勢。ついにバンシー王国は闇に飲み込まれ、消えて行った。
母の死、そしてコティーナの犠牲により、セシリアは亡国を後にし、常夜の世界から逃げ出した。
そして彼女は傭兵団の一員となり、天空の島に向かう冒険に身を投じる。
『神々の揺り籠』を見つけ出し、封印された王国を取り戻すために!